スーパーの鮮魚コーナーで、ひときわ目を引く「鯛のあら」。 「安い…!でも、これ、どうやって食うんだ…!?」 そう思って、そっと売り場を離れた親父仲間は、俺だけじゃないはずです。
「鯛のあら炊き」 響きだけで、もう「美味しい」が確定している、和食の王様。 でも、同時に「生臭そう」「煮崩れしそう」「味付けが難しそう」という、料理初心者の心をへし折る“三難”メニューでもあります。
しかし、もし「やることは“湯通し”だけ」「あとは全部入れてボタンを押すだけ」で、あの料亭の味が完全再現できるとしたら…?
信じられないかもしれませんが、それが現実になりました。 今回は、料理初心者の俺が、自分の腕を本気で疑った、究極の「ほったらかし本格和食」のレシピを紹介します。
【これぞ和食の黄金比】鯛のあら炊きの材料(4人分)
材料は驚くほどシンプル。これが、あの奥深い味のベースになります。
- 鯛のあら:450g(1パック)
- ごぼう:1本(100g)
- 【黄金比の煮汁 A】
- しょうゆ:大さじ4
- 砂糖:大さじ4
ちなみに我が家はきび砂糖を利用してます。溶け安くて優しい味です。 - みりん:大さじ3
- 酒:大さじ3
- 水:200mL

主役は「鯛のあら」ですが、このレシピの“裏の主役”は「ごぼう」です! 鯛の旨味を全部吸い込んだごぼうは、もはやごちそう。ケチらずにしっかり入れましょう!
【驚異】“唯一のひと手間”と、“完全なるほったらかし”
料理の工程は、たったの4ステップ。うち3つは、料理と呼べないほど簡単です。

スーパーで安売りされている鯛のあら

鯛にお湯をかけてよく洗う。
具材がすべて入った内鍋を、本体にセットごぼうは皮をタワシなどでこそげ落とし、約6cmの長さに切ります。
太い部分は、味が染みやすいように縦に4等分(または2等分)にします。

細いごぼうがあると便利
ホットクックの内鍋に、ステップ1の鯛のあらを「顔を下にして」入れます。(※公式がそう言っているので、素直に従います!)
空いているスペースに、ステップ2のごぼうを差し込みます。
上から、【黄金比の煮汁 A】の材料をすべて回しかけます。

内鍋を本体にセットします。(まぜ技ユニットは使いません!)
メニューを選びます。 「メニューを選ぶ」→「メニュー番号で探す」→「No.0047(たいのあら炊き)」を選択。
「スタート」ボタンをポッ!
お疲れ様でした。 あとは、ホットクックが「煮崩れさせない」絶妙な火加減で、コトコトと煮込んでくれます。この間に、白飯の準備だけは万全にしておきましょう。
【いざ実食!】香りがもう料亭。ウマすぎて、言葉が出ない
完了のメディ。 蓋を開けた瞬間、立ち上る湯気と共に、甘辛い醤油の香ばしい香りがキッチンを満たします。魚の生臭さは、1ミリもありません。
見た目は、煮汁がほどよく煮詰まり、“照り”が完璧に出た、まさに「あら炊き」。
まず、裏の主役である「ごぼう」から。 「……うまっ!!!」 なんだこれ!鯛の旨味と脂、甘辛い煮汁を全部吸い込んで、噛むたびに「じゅわ〜」っと旨味が溢れ出します。これだけでご飯3杯はいけます。
そして、主役の「鯛」。 箸を入れると、身が「ふわっ」とほぐれます。 一口食べると、パサつきゼロの、しっとりフワフワな食感。皮の部分のトロトロ感もたまりません。
「これ、本当に俺が作った?」 あまりの美味しさに、家族も大興奮。
…ただ、正直に告白します。 「あら」なので、当たり前ですが骨が多く、子どもが食べるのにはかなり苦労していました(笑)。親がしっかり骨を取ってあげる必要があり、そこは少し大変でしたね。
しかし、そんな苦労をしてでも食べたい!と思わせるほど、味は本物だったようです。 子どもたちも、「このトロトロのところ、美味しい!」「味が最高!」と、骨と格闘しながらも夢中で食べ、あっという間にお鍋は空っぽに。
「鯛のあら炊き」という、料理初心者の親父が一生作ることはないと思っていた一皿が、今、我が家の食卓の「最強のごちそう」になりました。

まとめ:ホットクックは、料理の“高い壁”をぶち壊してくれる
「魚料理は難しい」「和食は手間がかかる」 そんな固定観念を、ホットクックは文字通り「煮詰めて」消し去ってくれました。
たった一度の“湯通し”という勇気さえ出せば、あとは機械がすべて「料亭の味」に仕上げてくれる。 たしかに、骨を取る手間はあります。でも、それを補って余りある「本物の味」が、ほったらかしで手に入る。
スーパーであらを見かけたら、もう迷う必要はありません。 ぜひ、この感動的な美味しさを、あなたの食卓でも味わってみてください!
【親父が回答!】鯛のあら炊きのよくある質問(Q&Aコーナー)
Q1. ステップ1の「霜降り」、絶対にやらないとダメですか?
A1. はい、絶対にやってください!(笑)ここをサボると、煮汁に臭みが全部出てしまい、せっかくの鯛が台無しになります。でも、ビビらなくて大丈夫。「熱湯をかけて、水で洗う」だけ。このひと手間で、味がプロ級になりますよ!
Q2. なぜ「顔を下にして」入れるのですか?
A2. 良い質問ですね!これは公式レシピの指示ですが、おそらく一番旨味が出る「カマ」や「目玉」の部分が、しっかり煮汁に浸るようにするためだと思います。俺も理由は分かりませんが、素直に従ったら最高に美味しくできました!
Q3. 鯛以外の魚でも作れますか?
A3. もちろんです!同じように「ぶりのあら」や「カンパチのあら」が安く売っていたら、このレシピで絶品あら炊きになりますよ。
Q4. ごぼうの代わりに、大根でもいいですか?
A4. もちろん美味しい「ぶり大根」ならぬ「鯛大根」になります!ですが、あら炊き特有の「土の香り」と「食感」は、ごぼうじゃないと出ません。ぜひ一度、この「主役を食うごぼう」を体験してみてほしいです!
次回のホットクック料理も期待して下さい。
メルカリでのホットクックの出会いの記事はこちら









ここだけは、唯一の“ひと手間”です。でも、これをやるかやらないかで、天国と地獄ほど味が変わります!
ボウルに鯛のあらを入れ、80℃くらいのお湯(沸騰したお湯に水を少し足す)を、あら全体が白くなるまで回しかけます。
すぐに冷水にとり、指の腹で残ったウロコや、血合いのカタマリ、ヌメリを優しく洗い流します。
これだけです! 「霜降り」なんて言うからビビりますが、「魚をサッと湯通しして、洗う」だけ。これだけで、生臭さが完全に消え、味が劇的に染み込みやすくなります。